桐箪笥の製造・修理（お直し）をこの地で長きにわたって営まれています。「桐箪笥」は、衣類を保管するのにとても適した収納家具で、使用する「桐材」は、日本の気候・風土にも適した素材であるため、今もなお、特に大切な着物や帯などの収納に重宝されています。「譲り受けた桐箪笥をこれからも長く使いたい」といった依頼や、大正時代の「桐箪笥」をお直しで預かることもあるとか。「世代を超えて長く愛用できるのも桐箪笥ならではの良さであり、物を大事にすることは、日本の文化のひとつだと思う」とお話いただきました。こうした依頼に対応できるのも、長い時を経て受け継がれた、確かな伝統技術の高さがあってこそ。「桐箪笥を大切に長く使っていただきたいので、是非実際に見て触ってもらいたい」と語る先に、末永く愛される「桐箪笥」づくりへの熱い思いを感じました。

【所在地】大宮区上小町1002
【電　話】048-641-6536