さいたま市の伝統産業

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いたま市伝統産業とは

さいたま市の風土や歴史のなかで育まれ、固有の技術や技法をもとに受け継がれてきた伝統的な産業は、日々の生活に潤いをもたらすとともに、地域の個性を豊かにする貴重な財産です。

さいたま市では、さいたま市の風土や歴史に深く関わりを持ち、現在まで根付いている伝統的な産業の振興を図るとともに、「さいたま市の伝統産業」及び「さいたま市伝統産業事業所」を本市特有の貴重な地域資源として指定することにより、事業者の意欲向上や後世への継承に努め、この貴重な財産を「さいたま市ブランド」として、その存在と魅力を広く発信しています。


いたま市伝統産業

さいたま市では、伝統的な技術や精神に基づき、文化や風土、歴史的経緯から、本市の固有のものとして発祥し、一定の集積をなし、現在もその伝統性を維持しながら経済活動を行っている「岩槻の人形」「大宮の盆栽」「浦和のうなぎ」の3つの産業を「さいたま市伝統産業」に指定しました。

 

岩槻の人形

発祥の経緯及び指定理由

岩槻の人形埼玉県の人形作りは、大都市に成長した江戸の需要を受け、鴻巣や越谷などで農閑期の余業として江戸時代に始まった。岩槻でも「雛屋」の屋号を持つ家があったことが資料にみえるが、近代になってから本格的な産地形成が進み、大正期には雛人形組合が結成された。大正12年(1923)に起こった関東大震災の影響で東京の技術が流れ込み、高度経済成長期には県内最大の産地となった。
 江戸時代からの伝統的な製作技法である桐塑頭のほか、衣裳着人形の胴体、木目込人形、五月飾りの鎧兜、人形の小道具と多岐にわたる製造者が集まり、昭和53年2月には「江戸木目込人形」、平成19年3月には「岩槻人形」が経済産業省の伝統的工芸品に指定された。現在では石膏頭など新しい技法も普及している。人形関連の地域イベントも盛んで、市民に広く親しまれる存在となっている。

 

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大宮の盆栽

発祥の経緯及び指定理由

大宮の盆栽江戸の町で流行した盆栽は、今の台東区、文京区に盆栽職人が集積していた。「大宮盆栽村」は関東大震災で被災した東京の盆栽職人が、盆栽の栽培に適した広い土地、新鮮な水と空気を求めて集団で移り住み、大正14年(1925年)に誕生した。旧大宮市に編入されてからは、「盆栽町」という行政上の町名になった。
 現在、盆栽は世界に広まり、「BONSAI」という言葉は世界の共通語となっている。
 市内では現在でも北区を中心として、江戸時代以来の手しごとの伝統的技術により盆栽造りを営む盆栽園が集積し活動している。

 

>大宮の盆栽事業所一覧

 

 

浦和のうなぎ

発祥の経緯及び指定理由

浦和のうなぎ県立文書館収蔵「会田家文書」(江戸後期の古文書)には浦和から江戸赤坂の紀州藩邸にうなぎを献上していたことが記されているほか、「浦和宿絵図」(弘化年間・1844〜48年)に「蒲焼商」の名が記載され、江戸時代以来、浦和の名物として市民や来訪者に親しまれている。

市内では現在でも浦和区を中心として、江戸時代以来の「裂き」「串打ち」「焼き」「たれ」などの手しごとの伝統的技術を継承する老舗が集積して活動している。

 

>浦和のうなぎ事業所一覧

 

いたま市伝統産業事業所

さいたま市には、伝統産業に指定した3つの産業以外にも、市内には江戸文化などの影響を受けた伝統的工芸技術を継承する事業所が点在するほか、荒川などの自然環境や、宿場町・門前町・城下町として栄えた地理的条件により発祥、定着したいわゆる老舗が存在しています。
  さいたま市では、さいたま市伝統産業である「岩槻の人形」「大宮の盆栽」「浦和のうなぎ」といった伝統産業に属する事業所のほか、伝統的な工芸技術を継承する事業所、地域の特性と深い関係のある事業所を、さいたま市伝統産業事業所として認定しています。

 

伝統産業に属する事業所

さいたま市の伝統産業事業所の指定要件

  1. 指定を受けた産業において、事業を行っていること。
  2. 岩槻人形協同組合、大宮盆栽組合、浦和のうなぎを育てる会に加入していること。
  3. 江戸時代からの手しごとの伝統的技術を継承していること。

 

岩槻の人形

城下町、日光御成道の宿場町としてにぎわった岩槻は、日本有数の人形の産地でもあります。岩槻周辺は箪笥など桐工芸の産地でもあり、副産物である桐粉を材料として人形作りが始まったと考えられています。衣裳着人形と木目込人形という二種類の技法の人形が作られており、小道具やケース、雛屏風などの周辺の物作りも息づいています。「岩槻人形」「江戸木目込人形」の名称で経済産業省の伝統的工芸品にも指定され、多くの伝統工芸士が活躍しています。

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大宮の盆栽

盆栽は、時間・空間と山水の景を表現し、自然にある姿以上の美しさを求めていく、日本の伝統的な芸術です。そこには、四季の移り変わりに対する豊かな感性と、生命に対する心の優しさや美的感覚が凝縮されています。

長い歴史を育んできた盆栽は、海外でも高い評価を受け、現在は日本の文化として、BONSAIという国際語に定着しました。大宮の盆栽村は海外からも多くの愛好家が訪れています。
また、盆栽文化の拠点施設として「大宮盆栽美術館」があります。

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浦和のうなぎ

浦和周辺は川や沼地が多く、うなぎの生息に非常に適していました。

江戸時代、たくさん獲れるうなぎを中山道を行き交う人々に出して評判になったのが浦和のうなぎの始まりといわれています。

生産地としての漁場が無数にあり、宿場町という消費地と直結していたことが、広く世に広まる上で大きな要因となりました。

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伝統的な工芸技術を継承する事業所

さいたま市の伝統産業事業所の指定要件伝統的な工芸技術を継承する事業所

  1. 武蔵国の地域内で発祥した江戸時代からの手しごとの伝統的技術により、
    工芸品を製造していること。
  2. 市内で創業して30年以上経過していること。
  3. 10年以上実務に携わり、高度な技術を身につけている者がいること。


 さいたま市では、武蔵国で発祥した、江戸時代からの手しごとの伝統的技術により、
 工芸品を製造している事業所を、「伝統的な工芸技術を継承する事業所」として指定しました。

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地域の特性と深い関連のある事業所

さいたま市の伝統産業事業所の指定要件地域の特性と深い関連のある事業所

  1. その成り立ちが、本市の風土や歴史等の地域特性と深く関連していること。
  2. 市内で大正時代以前に創業していること。
  3. 経営の根幹において、その伝統性に重きを置いていること。

 さいたま市では、荒川や元荒川などの自然環境、中山道の宿場町などの地理的条件により発祥、
 定着した老舗といわれる事業所を、「地域の特性と深い関連のある事業所」として指定しました。


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