伝統産業ガイドブック 2021年3月発行
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鵞 明治35年、日暮里にて創業、昭和5年に浦和へ移転。書道用具全般を扱っていますが、その中心は100年以上の歴史を持ち、全て職人の手作りによる筆になります。大量の原毛の中から最適な材料を選び抜き、職人による何工程もの丹念な手しごとによって穂先を作り上げ、1本の筆を作り上げます。その作業には繊細な心づかいが必要とされます。オーダーメイドの筆も作っており、著名な書家からの注文も多くあります。【所在地】浦和区高砂1-8-9<マップD330> 【電話】048-822-1105【営業時間】10:00〜18:00/不定休正 江戸時代中期から後期にかけて、江戸和竿は美術工芸として大成しました。竹に本漆を塗り重ねて作る継ぎ竿で、竹の切り出しから塗師(ぬし)仕事まで全工程を竿師が自ら担います。その技術と工芸美は脈々と師弟師伝され、独立する竿師それぞれが、個々の特徴のある和竿を生み出してきました。 正勇作は昭和22年に「東正」に入門、一番弟子として師事し、昭和35年「正勇作」の竿銘で独立。真鮒・小鮒・タナゴ等の川竿や、カワハギ・真鯛・ハゼ・キスなどの海竿全般にわたる和竿を制作しています。【所在地】南区大字大谷口2569-2<マップB329>【電 話】048-873-332416※マップ番号は、巻末p25・p26をご覧下さい。まさゆうさく工房や作業場の見学ができます。●和竿要予約に限り、工房や作業場の見学ができます。がもうどうお土産品・商品の購入ができます。●筆正勇作 釣竿工房㈱鵞毛堂伝統的な工芸技術を継承する事業所勇作毛堂

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